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コスキン・エン・ハポン2026ポスター原画について

ポスター原画を描いてくれた大町亨さんに寄稿していただきました。

2026のポスター【コスキンエンハポン2026ポスター原画のテーマとモチーフ】

今回のテーマは
「川俣と世界を繋ぐ窓/扉としてのコスキン・エン・ハポン」です。

メインモチーフはガウチャ・ハポネサ(野田伊純・のだいずみ)さん。

コスキン・エン・ハポンの大切なイベント内イベント、本場アルゼンチン・コスキン市で開催され続けている南米最大のフォルクローレフェスティバル「コスキン」への出場権をかけた日本代表審査会。毎年、修練を積んだユニークな強者がチャレンジする場。
その代表選考審査会の歴史の中でも、ひときわ多くの人々の心を強くつかんだチャレンジャーとして、野田伊純さん、ガウチャ・ハポネサは特筆すべき人だと感じます。

コロナ禍明けに九州からたった1人で初エントリーし、川俣町中央公民館の前庭で黙々と練習し続ける姿を見た記憶は多くの人の胸に残っています。
緊張しながら健闘するも残念ながら代表になれなかった1年目。

更に練習を積み、1年目の懸命な姿を見ていた人々の温かい声援を受け、再チャレンジした2年目。惜しくも再び優勝を逃しました。

そして迎えた3年目。会場の人々との心の距離を一気に近くするようなパフォーマンスの練度が認められて優勝。会場の1階席からも2階席からも「おめでとーっ!」という、我が事のように喜ぶ人々の熱い声援が寄せられました。ガウチャ・ハポネサ、野田伊純さんの、決して諦めない姿勢と、心の底から音楽を楽しみ、ダンスの喜びを全身で表現する姿に皆が共感し祝福した瞬間でした。

そして念願のアルゼンチン・コスキン。
情熱だけを頼りに訪れた先々で多くの人々に助けられ、友情を深め、励まされながら辿り着いた憧れの舞台。
ひたむきな熱意に共鳴した現地の音楽家たち(レジェンド、ペテコ・カラバハル氏など)の協力を得て見事な演技を披露。会場の人々は「なぜ日本人がアルゼンチン固有の奏法と踊りをこんなに堂々とやれるんだ⁉︎」と目を見開いて驚き、エンディングでは会場総立ちでスタンディングオベーション。
演技後のセレモニーでは司会の方が興奮気味に「カワマタ!コスキン・エン・ハポン!」と連呼。その様子はYouTubeで世界に配信され、現在も観る事ができます(詳しいエピソードは10月のコスキン・エン・ハポンで本人から直接聞く事ができるでしょう)。

野田さんにとってのコスキン・エン・ハポンは、野田さん自身が世界に繋がるための窓/扉だったと言えるでしょう。
そして川俣の人々と川俣に集う人々は、野田さんという窓/扉を通して、世界をとても身近に感じる事ができました(私も、そのひとりです)。

会った人の心を開く力を持ったパフォーマーとして今後も活躍して欲しいと願ってガウチャ・ハポネサの肖像を描き、それを通してテーマ「川俣と世界を繋ぐ窓/扉」を表現したいと思いました。

2026年9月 大町亨

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