コスキン・エン・ハポン公式サイト

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コスキン・エン・ハポンの概要

若い時から大の音楽好きだった川俣町在住の長沼康光氏は、昭和30年に「ノルテ・ハポン」(北日本中南米音楽連盟)を発足させた。
昭和48年、その活動を知った埼玉の東出五国氏が電話で、ケーナの生演奏を聞かせてくれる機会があり、この一本の電話から音楽祭が誕生した。

昭和50年の秋 に地元の長沼氏や中南米音楽の愛好グループ、ノルテ・ハポンの呼びかけで、東京、仙台、新潟、山形、名古屋と地元の即製チーム合わせて13組によって、200人収容の小さな町福祉センターを会場として行われたのが始まりである。

それから毎年開催され、現在では10月の第2土、日、祝日の3日間、国内で最大級の中南米 音楽祭「コスキン・エン・ハポン」が開催される。
会場の川俣町中央公民館大ホール(800人収容)では、フォルクローレの主楽器 である、ケーナ(竹製の縦笛)の哀愁を帯びた音色、マンドリンの様な十弦ギターのチャランゴ、打楽器のボンボが生み出す素朴な音色に耳を傾けた観衆は、3日間で延べ6,000人を超えるなど、町最大のイベントへと発展した。

南米アンデス山脈に住む先住民を中心に伝わる民族音楽の総称で、尺八に似た縦笛のケーナ、マンドリンのような十弦小型ギターのチャランゴ、打楽器ボンボが基本的な編成。
音楽の特徴は、楽器の音色の中に素朴さが漂うメロディとなっている。

コスキン・エン・ハポンの名前の由来

アルゼンチン北西部コルドバ州の北に位置するコスキン市で、南半球の夏に当たる1月下旬約10日間にわたってフェスティバル・ナショナル・デ・フォルク ローレという中南米音楽祭の世界的祭典で賑わう。コスキン市の人口規模、地形、住民気質が川俣町に良く似ていることから、この音楽祭にあやかって名づけられたものである。直訳すると「日本のコスキン」ということである。

コスキンパレード

町おこしを合い言葉に組織された任意団体「聚渓会」の音頭で、更にコスキンを一般の町民まで参加できるようにと平成11年、25周年を記念してパレードも行われるようになった。

コスキン・エン・ハポンの前祭りとして、パレードには約30の団体、ハーレーのバイク隊から乗馬クラブ、 老人クラブから幼稚園児にいたる全ての町民が自由に参加でき、南小学校のグランドから川俣小学校グランド間約2.2kmのコースで行われ、町の中心市街地の道路を練り歩く。それぞれ、南米の民族衣装で着飾った団体がおもいおもいに町を練り歩き、町中が南米一色となる。

ケーナの響く里づくり

ケーナの響く里づくり事業は、ケーナを川俣町内の全小学校の4年生全員に無償で配布し、音楽の時間やゆとりの時間に取り入れている。ケーナ演奏をすることにより、中南米音楽の発祥の地としての町の文化や伝統を体感することができる。

コスキン・エン・ハポンの歩み

1975年
(昭和50年)
長沼康光氏が、ノルテ・ハポンの新年会の席上、川俣町でフォルクローレの全国大会を提案。
アルゼンチンのコスキン市で開催される「コスキン・フェスティバル」にちなみ、「コスキン・エン・ハポン」と命名。
現在の福祉センターで第1回目が開かれる。現在プロで活躍中の福岡稔さん・東出五国さん(ロス・コージャス)、木下尊惇さん、塩満百合子さん(ルシア塩満)ら13組が参加。翌日の「芋煮会」も好評を得ました。
1981年
(昭和56年)
会場を中央公民館に移す。40組が出場。
1983年
(昭和58年)
親善訪問団をアルゼンチンに派遣。
1984年
(昭和59年)
10周年を記念し、アルゼンチンから留学生を招き、ホームステイ。全国から60組が参加。
1986年
(昭和61年)
この年から2日間の開催。
○NHK東北ふるさと賞受賞(個人)
1988年
(昭和63年)
駐日アルゼンチン大使、福島県知事が訪問。
1989年
(平成元年)
アルゼンチン共和国コスキン市長を招待。
1990年
(平成2年)
16回目で97組が参加。
○県文化振興基金顕彰者賞受賞(個人)
1993年
(平成5年)
○サントリー地域文化賞受賞
1994年
(平成6年)
20周年を記念し、前夜祭を含め3日間の会期で開催。120組が参加
1996年
(平成8年)
ペルー共和国野口英世学校引率・生徒来町。
○みんゆう県民大賞受賞
1997年
(平成9年)
○自治大臣賞受賞
1999年
(平成11年)
25周年を記念し、5月にコンサートを開催
アルゼンチン共和国コスキン・フェスティバルに町長ら親善使節団を派遣、同大会への日本代表出場者を決めるプレ・コスキンに認定される。10月、日本代表審査会初開催。優勝は「ロス・アルームノス」。コスキンパレード初開催
2000年
(平成12年)
第2回日本代表審査会を同8月に開催。優勝は「SHIN」。
○福島県文化功労者知事表彰受賞(個人)
2001年
(平成13年)
27回目。参加が150組を超える。前夜祭を開催。日本代表審査会を同年8月に開催。「グルーポ・アルドール」が優勝
○地域文化功労者文部科学大臣表彰受賞(個人)
2002年
(平成14年)
28回目。会期を3日間に拡大。7月に4回目の代表審査会。優勝は「ラス・パルメーラス」。10月に5回目の代表審査会。優勝は「美美(チュラチュラ)」。
2003年
(平成15年)
29回目。日本代表審査会を会期中に開催。優勝は「ボニータ小町」。
○地域づくり総務大臣表彰受賞
2004年
(平成16年)
30周年記念事業。4月「コスキン・エン・川俣」ゲスト:セシリア光子
8月「サマーコスキン」ゲスト:MAYA
8月「コスキン30周年写真展」ゲスト:ふくしんギャラリー
10月8日 30周年記念前夜祭
10月9~11日「30周年記念大会」開催
2005年
(平成17年)
1月 親善使節団をアルゼンチン・コスキン市に派遣。
3月 30周年記念誌発刊。日本代表審査会優勝「トダ ラ ビダ」
2006年
(平成18年)
マルセロ・グスタボ・ビジャヌエバ コスキン市長ご夫妻来町
水溜侃ご夫妻来町
スペシャルゲスト BALLET CAMIN COSQUIN(プレコスキン優勝者)
サブステージ開催
2007年
(平成19年)
日本代表審査会優勝「ガラクタ★BOX」
2008年
(平成20年)
日本代表審査会優勝「ダンサ・エレンシア」
2009年
(平成21年)
日本代表審査会優勝「CASCABEL」
2009年
(平成21年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 瀬賀倫夫
2010年
(平成22年)
35周年ポスター集発刊
日本代表審査会優勝「ロス ミドラス」
2010年
(平成22年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 ダンサ・エレンシア
2011年
(平成23年)
地域再生大賞優秀賞受賞
サントリー地域文化賞特別賞受賞
羽山の森美術館で「神保亮コスキン原画展」開催
日本代表審査会優勝「KOJI」
2011年
(平成23年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 トダ・ラ・ビダ
2012年
(平成24年)
○公式ホームページにて出演申し込みを開始
日本代表審査会優勝「TAKAYA&YOSHIO」
2012年
(平成24年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 TAKUYA&YOSHIO
2013年
(平成25年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 コンフント・トラピチェ
2013年
(平成25年)
日本代表審査会優勝 Duo Floracion
2014年
(平成26年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 ロス・アルームノス
2014年
(平成26年)
日本代表審査会優勝 パマルカ
2015年
(平成27年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 神保亮
2015年
(平成27年)
日本代表審査会優勝 DUO MATIZ
2016年
(平成28年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 長沼康光
2016年
(平成28年)
日本代表審査会優勝 小川紀美代と蛇腹隊
2016年
(平成28年)
〇国際交流基金地球市民賞
2017年
(平成29年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 アルカディア・ギター・アンサンブル
2017年
(平成29年)
日本代表審査会優勝 桑原しんいち
2018年
(平成30年)
在日アルゼンチン共和国大使館賞 ギタースクエアーとフェリシア楽団
2018年
(平成30年)
日本代表審査会優勝 リオ・デル・ボスケ
2019年1月
(平成31年1月)
アルゼンチン共和国コスキンフェスティバルに中高校生を含む20名の派遣